シルクロードの舞姫、ジャミラ・ウライムさんは留学生
天山山脈のきびしい山容、荒涼とした大地、駆ける騎馬の民…呉山平喚氏のオーボエが、 西域シルクロードを朗々と”描き”ます。 『天山の風』は、新疆ウイグルの芸術大学の現副学長・ウメル・メメットさんが、京都芸術大学大学院に在学中、博士号取得のさい故郷を想い作曲した作品。 ウイグルで、結婚式などのおめでたごとに舞う『皿踊りの曲』では、オーボエに加てファゴット仙崎和男氏、...
View Article0.5ミリの種子から愛が育つワイルドストロベリー
ハーブの種子を友人からいただいた。 そのなかに、ゴミのような超小粒の種子「ワイルドストロベリー」があった。 育苗ポットに種蒔きしたが、指先からこぼれた種子はどこへ行ったかわからない。 種子は、いちごを食べたとき、プチプチ歯に当たるヤツ。小さいくせに殻が固いのか、 他のハーブが芽を出したのに、なかなか顔を出さない。もうダメかァ。 諦めかけていたころ、小さな小さな緑色の芽らしいのを発見!...
View Articleコンサートは美味しかったか
11月1日、古典の日にちなんで、コンサートと講演会が催された。 10月30日の、いわば”露払い”のアスニー・コンサートについて。 アスニーコンサート?.は「古典に寄せる遥かなる道」と題して、 <シルクロードから中国、朝鮮をへて日本へ>の道のりをたどる構成だった。 いつものように、元京都市交響楽団首席オーボエ奏者、呉山へいかん氏による構成。...
View Article古典を語り、奏でる シルクロードの道の終着点・日本へ。
第2部は、「古典の祭典2011」にふさわしく、フリーアナウンサー・都築由美さんの古典の朗読と音楽とのコラボレーション。 1冊目は、もののあわれを書いた随想集『徒然草(第百十七段)」 <花は盛りに、月は隈なきをのみ、みるものかは…>...
View Articleラムサール湿地・びわ湖の保全も支え合いこそ大切
ラムサール・サポーターズを支援して。 琵琶湖岸のゴミ拾いと水草揚げ作業。 水鳥観察、環境問題も学びました。 まずは、この日の活躍ぶりを写真でご紹介します。 よし笛トゥッティからも私が参加して”小さな支援”をしました。 ↑ どうして汚すんだろうね ↑ ”戦果”も誇らしげ...
View Article損保会社とウオーターステーション琵琶の会の協働こそ
三井住友海上火災、あいおい・ニッセイ・同和など保険持株会社MS&ADインシュランスグループは、北海道、千葉などラムサール条約登録湿地で保全活動を全国展開している。 京・滋と大阪の社員とその家族有志は「ラムサールサポーター」として、昨年から琵琶湖での生物多様性の保全に取り組んでいる。...
View Article現代音楽と宇宙論 「天と地のコスモロジー」
まずは、中村典子先生、京都市立芸術大学准教授へのご昇任(10月1日付)、おめでとうございます。 昨秋の「平成22年度滋賀県文化奨励賞」の受賞につづく積慶に、もう一度おめでとうございます。 愛するふるさと滋賀(草津市出身)への感謝をこめて現代音楽を創造するクラムジカ(共同主宰)の仲間たちとの 第5回公演『天と地のコスモロジー』 を催されます。...
View Article水まさ雲、雪の妖精は、雪の季節が近い”おたより”
ささなみの 志賀のさざれ波 しくしくに 常にと君が 思ほせりける =置始東人(おきそめのあづまびと)= 弓削皇子をしのぶ挽歌です。 10日朝、さざ波を空に投影したようにびわ湖の上に、写真のような雲が広がっていました。...
View Article同志社EVEの季節がやってきた
≪同志社大学校友メールマガジン≫が配信された。 11月29日は、第136回創立記念日だ。 同志社EVEの日、栄光館の舞台で、パイプオルガンの音と風を背に感じながら、歌った日を思い出した。 ♪ 蒼空に近く 神を思う瞳 挙れり同志社 一の精神 伝えよ我が鐘 ひびけ高く… ♪ と『同志社大学歌』。『Doshisya College Song』とともに、何度歌ったことか。...
View Article見るも楽しい現代音楽
滋賀県が生んだ作曲家・中村典子さんらが主宰するクラムジカの“里帰り公演”が23日午後、しがぎんホールで開かれたので、行ってきました。 中村さんはひどい腰痛で、イスに座って、韓国の現代音楽作曲家・尹伊桑(1917〜1995)の『洛陽』指揮をされていました。 『ミクロコスモス』(バルトーク・ベーラ)、『マクロコスモス』(ジョージ・クラム)は、ともにピアノ独奏で、対照的な味わいでした。...
View Articleがんばる君のために〜復活への約束〜を歌う関島さん
友人であるシンガーソングライター、関島秀樹さんから相次いでハガキとメールが届いた。 2011年6月、”あの日”から百か日、関島さんは、東日本震災地に立っていた。 滋賀をうたい、人生をうたう。弱者への熱い思いと祈りをうたう関島さんは、被災地で『がんばる君のために〜復活への約束〜』をした。...
View Article復興支援アルバムの『がんばる 君のために』って、こんな歌
この曲の作詞・作曲は、関島秀樹さん。 熊本県荒尾市に生まれた彼は、中高校は地元で、東京の大学へ出る。 高校の母校で体育教師を夢見るが、音楽の世界へ。有名歌手のマネジャーをしたりして、 24歳で『あじさい寺』でレコードデビュー。いくつかのテレビドラマの役者を経験、地方各地のテレビ局のDJ。 39歳で比良山麓に移り住む。結婚し二女の父。 大津市制100周年イメージソング『大津100年の歴史』『大津...
View Article傘寿を略体字で表記したうえ分解してまで、無理しなっくってもいいのに
「傘寿まであと10日だね」。元気で80歳の誕生日を迎えられる幸せと感慨にふけっていた。 その夜、妻が倒れた。救急車のお世話になって緊急入院。 以後、ベットに付き添うため朝に夕に病院通いをしている。 今夜は「あと1週間だね」と、ひとりわが身に語りかけた。 しかし待てよ。傘寿って何だ。 傘の略体「仐」を分解すると、八と十になるからだという。 ずいぶんとこじつけた乱暴な説明だ。...
View Articleよし笛サンタクロースがデイケアセンター慰問
♪ あわてんぼうのサンタクロース クリスマスまえにやってきた えんとつのぞいておっこちた…♪ よし笛トゥッティに、大津市田上の吉徳医院のデイケアセンターからお呼びがかかり、 4日早い21日午後、お出かけすることに。 この施設で働くメンバーの心くばりもあってのお話。 おとなと子どもの三世代で、クリスマスソングを演奏します。...
View Article齢を重ねるということ
”卒寿のデビュー”と話題になった横井和子さん に惹かれてCD「ピアノ・リサイタル2010」を聴いた。 現役最高齢のピアニストで、大阪教育大、大阪芸大の名誉教授で、関西クラシック界の重鎮。 音楽生活70年ものキャリアのなかで、今日まで歩んできた証しに、日本大学・カザルスホールでのコンサートホールのライブ録音したものという。...
View Article筝は爪弾くのか鼓すのか
筝は「鼓す」というのだそうだ。たしかに太鼓を打つようにたたいて演奏するように、私には見える。 三味線やギターのように爪弾く ものとばかり思っていた。 筝の現代音楽を演奏するとき、壊れるのではないかとさえ思えるほどに鼓す。 疎の演奏会が、1月8日、京都市国際交流会館イベントホールで、 『アジアの筝の現在』と題して、筝のコンサートが催される。...
View Article画竜点睛、広報板の”目”は絆の表札
町内の”顔”になるからと、旧蝋の押し詰まった数日をかけて自治会広報板を作りました。 無償大工さんを買って出てくれた会員に背中を押されての新設でした。 紙の”表札”を仮に貼りだしていましたが、木製表札を掲げれば、画竜点睛の「睛(目)」になるだろう、の思いがあって正月の雨の日、”目”となる表札を書きました。 広報板の意味するところを主張したかったので『絆』のひと文字を加えました。(下の写真)...
View Article滋賀咲くBLOGで『滋賀里から』を開設しました
<よし笛と仲間たち>に、地元の話題は、どうもそぐわない。個人的な感想、思い、も場違いの感免れず。 かねてから、別に”アトリエを建て増し”するのがいいと考えていました。 そんなとき、友人から「滋賀咲くBLOG」を勧めていただきました。 自分を見つめるためにも、わが住むまちを再見 してみようと思います。 思い立ったが吉日、とBLOGを開設しました。 もし、時間がありましたら、こちらも覗いてください。...
View Article日本の美しい歌を次代へうたい継ぐ
愛読している月刊誌「サライ」の4月号にCD『日本の美しい歌』の付録がついていた。 いま話題の人・由紀さおりさんとお姉さんの安田祥子さんとのインタビュー記事を興味深く読んだ。 全米iTunesジャズ部門で1位ともいう。 ジャズオーケストラのピンク・マルティニとの共作「1969」が世界22カ国で発売され、 6月には日本各地で来日公演も計画されている。...
View Articleエゾハルゼミがいつも鳴いています
地元自治会の役員の1年間が終わった。 ”ついの住処”に選んだ土地ゆえに、地元への奉仕は、私に課せられた最後のご奉公と心得、 私なりに誠心誠意つくしてきた。 そんなこんなで、葦笛とは疎遠になっていた。 それに最近、耳鳴りが気になり出して。 耳元で、エゾハルゼミが、いつも鳴いている。 高い周波数が聞きづらく、とりわけ葦笛、コカリナ、篠笛、篳篥の高い音はつらい。 「年だから…」 「しかたがない」...
View Article