三井住友海上火災、あいおい・ニッセイ・同和など保険持株会社MS&ADインシュランスグループは、北海道、千葉などラムサール条約登録湿地で保全活動を全国展開している。
京・滋と大阪の社員とその家族有志は「ラムサールサポーター」として、昨年から琵琶湖での生物多様性の保全に取り組んでいる。
5日は、2回目の活動で、100人のサポーターが琵琶湖畔、草津市志那〜津田江の湖岸一帯で、湖面を覆う水草揚げやゴミ拾いに汗を流した。
サポーターを支援したのは、自然環境と取り組む市民団体の集団・ウォーターステーション琵琶の会に加盟しているコハクチョウを愛する会の17人はじめ、同琵琶の会の代表12人。
よし笛トゥッティからは、私が参加した。
ゴミ袋とハサミで、小さなゴミも見逃さずに拾う。湖岸の波うち際に吹き寄せられたペットボトルにも手をのばす。
バーベキューのあとを放ったらかしにしたまま悪臭を放つゴミに「同じ人間でありながら、悲しいですね」と顔をしかめながら拾うラム・サポたち。
終盤、雨が降り出した。悪天候の中、それでももくもくとゴミ集めを続けた。
”成果”は、引き揚げた水草が軽トラックに2杯も。
ゴミは種類ごとに選別してゴミ袋30個に詰め込んだ。
ゴミの中には魚つりの擬似餌のワーム、糸や針までがあった。
清掃作業を終えて、水草の勉強会。琵琶湖博物館学芸員、滋賀県環境保全課の職員のお話を熱心に聞き、質問もでていた。(写真下)
ブラックバス、ブルーギルの外来魚だけでなく、水草も繁殖力の強い外来種で、琵琶湖の固有種が脅かされているという話。コハクチョウが好む水草が少なくなっている現状に、
「私たちの作業が少しは役立ったんだね」 とラム・サポ。
気持ちの良い疲労感と達成感に満足そう だった。
ラム・サポと琵琶の会の協働あっての尊い半日だった。
6日付、京都新聞朝刊にも、報道された。