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Channel: よし笛と仲間たち
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みんなで、聴きに行くぞ

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けさ(30日)、よし笛トゥッティの”音楽仲間”の女子高校生アカペラ5人組「Ks」が、

「アンサンブルの楽しみ〜演奏家のつどい〜Vol.5」に出演することを知った。

直ちに”一報”を、メールで一斉配信した。

「みんなで、聴きに行こう!」と。

Facebook にもアップした。

すぐ返信があった。いまは、”休部中”の杏珠ちゃんのお母さんから「部活で行けない」。

ヴァイオリンを始めたのだという。彼女の兄ちゃんはクラリネット。

よし笛トゥッティの前身、びわ湖児童よし笛アンサンブルのメンバーだった。

Ks の5人のうち3人までが児童アンサンに在籍していた。

そのなかのひとり、佳穂さんは、オーボエだ。大学もこの道を行くという。

よし笛を経験した子たちは、トロンボーン、ユーフォニューム、ベースギターなどに取り組んでいる。

音楽だけではない。桐生選手に続けとばかり、附属中学校の陸上部で走っている男子も。

みんな、中学、高校へ進学し、それぞれ自分の好きな道を歩んでいる。

これを”巣立ち”というのか。喜ばねばならないけれど、寂しくもある。

 

Ksは、ルーベル:映画「南部の唄」より『ジッパ・ディー・ドゥー・ダー』

中田喜直(坪野春枝編曲)『めだかの学校』

木下牧子『夢見たものは』  の3曲を歌う。

 

ほかに音大生3人の「マリンバ・ユニット」、

夫婦のオカリナ二重奏、

社会人4人組の弦楽アンサンブル など。

 

ゲストの演奏曲は、シューベルト『ピアノ五重奏曲ニ長調 op114「ます」』

  ピアノ:奈良田朋子(武庫川女子大音楽学部准教授)

  ヴァイオリン:谷本華子(長岡京室内アンサンブル・メンバー)

  ヴィオラ:小野眞優美(オオサカフィルハーモニー交響楽団団員)

  チェロ:金子鈴太郎(トウキョウ・モーツアルトプレーヤーズ首席奏者)

  コントラバス:瀬泰幸

 

9月15日(日)午後1時30分開場、午後2時開演

びわ湖ホール小ホール

入場料 500円(予約が必要) びわ湖ホール事業部(077-523-7150)

 

    1日、トゥッティの定例レッスン日に「決」をとって、みんなで聴きに行こうと思う。


入門者を迎えるのは、基本をさらうチャンスと心得よ

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7月末の「体験教室」を機会に、5人の入門者、新入生を迎えることになりました。

よろこばしい限りです。

楽器を手にするのは初めての人も。

「”オタマジャクシ”がわからん。どうしよう?」

「9月で定年。これを機に、なにかに挑戦したいと思って、よし笛を選んだ」

「ずっと前からよし笛の音色に魅せられていました。わたしも吹けるようになりたい」

同じ入門者、新入生といっても思いはさまざま。

 

よし笛との出あいを、人生のエポックメイキングな出来事にしてさしあげたい。

    「よし笛と出あって、私の人生が変わりました」

といってもらえるように、したいものです。

とはいえ「われわれのレッスンをどうする?」 で迷いました。

 

      「何事も基本が大事。この機会に、基本から復習しよう」

みんなでチューターをつとめながら、習ったことがらを新入生に伝えていくのです。

練習曲は、秋にふさわしいものを選びました。

『紅葉』『里の秋』『赤とんぼ』『夕焼小焼』 みんな懐かしいです。

『まっかな秋』『故郷』もやりたいね。

 

    あす1日は、いわば入門者の”入学式”。

    お兄さん、お姉さん、上級生のみなさん。あたたかい心で迎えてあげましょう。

さぁ、よし笛トゥッティの新学期がはじまった。

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新入生を迎えて、1日は、よし笛トゥッティの”2学期の始業式”。

久ぶりに高1の美佑さんが顔を見せてくれ、この日のレッスンは、一挙に平均年齢が下がりました。

美佑さんは、トゥッティの前身、びわ湖児童よし笛アンサンブルのころからのメンバー。

演劇部に入ったが、部活のアキがあれば、また来たい」とうれしいことを言ってくれました。

新入生の年齢は、トゥッティ家族の中では、どの位置でしょう。

まっ、”家族”みんなで、音を楽しみましょう、で基本の基からのレッスン。

ロングトーンで、互いのピッチを合わせました。

『夕焼小焼』『紅葉』さらに『みかんの花咲く丘』も。休憩もなしの2時間。

村上先生もつい熱がはいってしまったようです。

最後にキャリア組(適切かどうか)で『ハイホー』を歯切れよく演奏しました。

   「これが吹けたので、すかっとしました」

   「基本は大事だけど、新しい曲にも挑戦したいね」

            

大津市、NPO法人おおつ環境フォーラムから指名いただいた「おおつ環境塾11講」(12月7日)

での演奏に向けて、新入生も合奏できるようになりたいね。

活動パネル展示、ポスターセッション、よし笛ができるまでの”実演展示”も計画しています。

          環境にも役立つ音楽集団、よし笛トゥッティであるために。

 

この環境塾については、後日、別稿で詳しく書くことにします。

なんだかわからん風が吹いた。あおられて『風立ちぬ』を見てきてしまった

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「宮崎駿は引退します」 ジブリの社長が、ヴェネチア国際映画祭コンペで、"殊更"に発表した。

「東京で記者発表するからくれぐれもよろしく」とまで付け加えた。

「少なくとも2度泣いた」と見た人のコメント。

「制作者が自分の映画を見て泣いてしまった」 ご本人が言うように、みっともない話。

すべてをい出し切った、これで終わりか…の感慨からなら、まだしも。

あれやこれやの話題や演出が追い風になって、ふらふらと映画館へ行ってきた。

 

「堀越二郎と堀辰雄に敬意を込めて」 の字幕も、"殊更"の感、免れず。

堀越の『零戦開発奮戦記』に、堀の『風立ちぬ』『菜穂子』を、重ね合わせたのは確か。

これまでのジブリのような奇想天外のファンタジー、活劇でもない。

2階建てのような豪華客船まがいのヘンテコリンな飛行機が登場するくらいだ。

関東大震災、そのごの不況、戦争。貧しい日本をリアルに描いている。

富士の裾野か、軽井沢なのか。外国人は、日本の美しい自然がいいという。

堀の作品にある。

    秋に近い夏の日、彼女はイーゼルを立て絵を描いていた。

    …と、不意に「風が立った」。恋が芽生える。が、彼女は結核。

    「私、なんだか生きたくなった」「あなたのおかげよ」

風に乗って軽快に飛ぶ紙飛行機と戯れるふたりの若者。純愛が美しい。

狂言回しのように、二郎の夢に、またしては登場するイタリアの飛行機製作者の

「力を尽くしているかね」に、元気をもらう。

ラストシーンにも堀の前に現れ「会わせたい人が来ている」と告げる。

幻の彼女は、にこやかに微笑んで、風のように消えていった。

ユーミンの主題歌『ひこうき雲』も、期待したほどではなかった。

 

アニメ映画『風立ちぬ』も、私のまぶたの裏から、すぅ〜っと”風とともに去りぬ(?)”

宮崎もほんとに「風に乗って逝く(?)」のだろうか。

一陣の風に乗って、きっと戻ってくるに違いない。

よし笛でたのしく遊び、環境を学ぶ  おおつ市民環境塾2013

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よし笛を楽しみながら、環境保全にも役立ちたい…の願いで活動している〈よし笛トゥッティ〉に、

NPO法人・おおつ環境フォーラムからお誘いをいただいて、

「おおつ市民環境塾2013」に、参加することになりました。

大津市民と企業、大学、行政との環境を通しての交流会で23団体(9月末現在)です。

主催は大津市。大津商工会議所、滋賀経済同友会、滋賀県地球温暖化防止活動推進センターに協力をいただきす。

催しは、12月7日(土)朝10時から夕5時まで、旧大津公会堂3階ホールで。

親子で楽しく体験できる焼きペン工作、遊びのコーナー、ヨシ笛の制作を公開実演します。

よし笛トゥッティのミニライブは、午後に2回、各20分間。

東日本大震災の被災地支援をテーマに、辻井伸行作曲(exile atsushi作詞)の『それでも、生きてゆく』

『花は咲く』『ふるさと』と、

ひと足早くクリスマスプレゼントに『マジカル・サンタクロース』など数曲を演奏する予定です。   

参加は、無料です。多くの市民のご参加をお待ちしています。

紅葉、散る。師、走る。サンタがやってくるゥ。 楽しいね、よし笛三昧

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6日は、各地で学区自治会や保育園で運動会が開かれていたようで。

よし笛トゥッティのメンバー3人も青空の下、かけっこや玉入れなどで汗を流しました。

指導リーダーの村上さんは運動会の役員、岡本さんは元勤めていた保育園にゲストで招かれて。

音楽教室にお勤めの小田さんは、教室の合併などでお忙しのなか、指導リーダーとして

1時間をやりくりしてかけつけてくださいました。

キャリア組と新人組の掛け持ちで、采配していただき、濃密な1時間余でした。

「よくわかって、楽しかった」「上手くなったねって、次回には言っていただけるよう、頑張ります」とうれしそう。

                         〜 ♪ 〜

次回、第3日曜日は恒例の三井寺山内での野外演奏会。

11月3日、文化の日には、ウクレレサークル「プルメリア」、オールデースバンドの「サウンドパパス」、

ハッピーナッツ改めミックスナッツとの合同演奏会。

12月7日は大津市主催の「環境情報合同交流会」で、よし笛演奏を所望されています。

新春早々にはコープしがとのヨシ刈りイベントによし笛演奏とミニ環境講座で参加の予定。

演奏会の目白押し。

これらの演奏会では、秋もの同様、抒情歌集はじめ

東日本大震災の被災者の応援歌として「花は咲く」「故郷」に加え

「それでも、生きている」を新曲として演奏します。

新曲はピアニスト辻井伸行さん作曲のもので、EXILE ATSUSHIが詩を付け、話題になっている曲です。

環境合同交流会には、ひと足早いクリスマスというわけで、難曲ですが野呂芳文編曲の

「マジカル・サンタクロース」(神の御子は今宵しも・もろびとこぞりて・サンタが町にやって来る・

ひいらぎかざろう・あら野のはてに・もみの木・ママがサンタにキッスした・ジングルベルのメドレー)

に挑戦します。出来上がりがお楽しみです。

 

 

三宅3等海曹のピュアな歌声に胸を熱くして

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「売り上げの一部は、日赤を通じて東日本大震災復興支援として寄付される」

なにもできない私はCD『祈り〜未来への歌声』を購入しました。

それと同じくらいに海上自衛隊東京音楽隊のソプラノ、三宅由佳莉3等海曹のピュアな歌声に魅せられて、が購入の理由です。

もう何回聴いたでしょうか。いまも聴きながら、キイを打っています。

CDのタイトルで1曲目の『祈り〜a prayer』は、

あの大震災で大切な家族を失った子どもや被災者の方々への応援歌として、

同音楽隊長で指揮者の河邉一彦・2等海佐は作詞・作曲されました。

    ♪ 悲しい出来事や 迷い悩んだこと やがて満たされるよ きっと信じている

      君の姿えず声も聞けないけれど いつも感じている 君とともにいるよ …

                            いつもここにいるよ 君とともにいるよ

      …いつも希望 夢 祈ってる   君は希望 夢 祈ってる ♪    

 

同音楽隊48人のピアノ序奏(太田紗和子2等海曹)から始まるフル・バージョンは、

9分を超える大作で、ラストの12曲目に収録されています。なかなか聴きごたえがあります。

「前向きな気持ちで未来へ一歩踏み出せたら、という思いを込めて歌いました」

1曲目のピアノ・バージョン(5分20秒)の『祈り』では「より近くにいる人の心に囁きかけるような気持ちで歌った」そうです。

このほか、指揮者の故郷、宮崎と鹿児島の県境にそびえる高千穂峰を題材とし、三宅3曹の歌唱と同音楽隊の演奏を想定して作曲された『交響組曲〈高千穂〉第2楽章・仏法僧の森』(5分20秒)も長編のドラマを観るようです。

ミュージカル曲「アニー」より『トゥモロー』、「レ・ミゼラブル」より『夢やぶれて』や

『アメージング・グレイス』『浜辺の歌』『翼をください』…

よし笛トゥッティも機会あるごと演奏するNHKの応援ソング『花は咲く』『ふるさと』は、三宅3曹が歌うとより清らかに聴こえます。よし笛を演奏するさいの参考にしましょう。

                  ♪

CDをもう一度、最初へ戻しましょう。

「かしの木のうた」3周年 記念集会に中村典子先生ら出演

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よし笛トゥッティら、よし笛仲間に『川のほとりのこもりうた』をプレゼントしてくださった

草津市出身の作曲家・中村典子さん(京都芸大音楽学部准教授)は、

長浜市立下草野小学校にも『かしの木のうた』をプレゼントされました。

2011年の秋のことです。

ことしも10月26日(土)、同小学校(長浜市当目町)で『かしの木集会』が開かれます。

                   ◆

明治30(1897)年、同小学校が今の場所に移転したとき、2本のカシが植樹されました。

代々卒業生は、このカシの木の前で写真を撮り、卒業写真を飾ってきました。

すっかり同小学校のシンボルとなっていましたが、残念なことにいまは1本だけになっています。

                   ◆

中村先生は、♪ 〜このカシの木の生きた道 君に伝えたいよ(2.番)♪ と、『かしの木のうた』

を書きました。そして曲も書きました。3.番では、     

         ♪  つながっている命

            どんなことも父さん母さんと君が

            見つめてきた このかしの木と

            どこまでも さあ歩いてゆこう ♪

よし笛のためにも編曲して、プレゼントしてくださいました。

かわいくて、それでいてたくましい曲です。

                   ◆

26日のかしの木集会には、篠笛の井伊亮子さん、十七弦の麻植美弥子さん、ソプラノの村辺恵奈さん、

中村先生は打楽器を演奏されます。

                   ◆

シアターピース『かしの木物語』も上演されます。

6年生児童が、「いのち(小海永二)」を朗読し、ほかに「紅葉(岡野貞一)」「赤とんぼ(山田耕筰)」の季節の歌。朗読と交互の音楽は、中村先生作品で構成されています。

格調の高い集会になることでしょう。


お楽しみLive よし笛トゥッティ&Mix Nuts &プルメリア

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よし笛トゥッティの音楽仲間との交歓Live が今月も11月3日午後、Lily's Hut で、にぎやかに。

八ピーナッツ改め Mix Nuts のお披露目を兼ねて(?)のライヴでした。

3部構成で、第1部は、Mix Nuts の独演場。

「恋のバカンス」「恋の季節」「手紙」「可愛い花」「ウナ・セラ・ディ・東京」「コーヒールンバ」「情熱の花」…

といつものレパートリー曲ながら、一段と成熟度をまし、それでいて若さあふれる歌声に、シビレてしまいました。

この熱気を受けて、ウクレレ・グループ「プルメリア」のステージ。

よし笛トゥッティは、今回もゲスト扱い(?)。 

「身内なんだから…」と誘われて、出演することに。

よし笛の優しい音色でにぎやかなLiveにアクセントをつけようというわけです。

晩秋に合わせて前半は、秋の童謡で「夕焼小焼」「赤とんぼ」「紅葉」「まっかな秋」「里の秋」。

しっしょに歌ってくださり、なかなか良い雰囲気です。

後半は、東日本大震災の被災者に思いを致し、いつもの「花は咲く」「故郷」に加え、

「それでも、生きてゆく」を初演。

この曲は、世界的なピアニスト、辻井伸行さんの作曲にEXILE ATSUSHIが詩を付けたもの。

よし笛演奏向きに、指導者の小田よう子さんが編曲してくださいました。

   ♪  辛いことでも、報われる日がくる そう信じている 小さな灯火を消さないように

      いつかきっと見つかる 悲しいことでも辛いことでも 報われる日がくる そう信じている

      なにがあっても、それでも生きてゆく ♪

 

もうひとりのゲスト、ウクレレの勝俣さんの演奏があり、第2部は、ピアノトリオで《ちょっとおしゃれに》。

第3部は、「キエンセラ」「キサス・キサス・キサス」「Mas Que Nada」などで《さらににぎやかに》締めくくりました。

(写真は、サウンド・パパス、伊藤さん提供)

よし笛音楽と環境のメッセンジャーとして

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「みんなで創ろう! 環境のまち大津」をタイトルに、12月7日(土)、旧大津公会堂で、

30余団体が参加して、”こんな環境活動をしています展”が催されます。

よし笛体験教室などで「ミニ環境講座」にも力を入れているよし笛トゥッティが

NPOおおつ環境フォーラム理事長・森口行雄さんの目にとまり、出展への依頼がありました。

トゥッティも活動ぶりをパネルにまとめて展示することに。

グループの性格上、どうして絵づらは、演奏のスナップ写真になってしまします。

そこで「入門者お試し教室」や「初級者レッスン」のさい、演奏しているよし笛とヨシの関係について、

ヨシが環境にどのように役立っているか、市民として環境を保全するにはどうすればよいか、

などを話すことにしています。

          

その教材が、よし笛トゥッティの前身、よし笛ジュニア・アンサンブルのメンバーだった

恭平くんが小学4年のとき、「第53回滋賀県学生科学賞県展」に、科学研究作品として出展した

全紙大7ページの大作で、それが大いに役立っています。

表紙の文字は、西の湖のヨシ紙にヨシペンで書くという凝りよう。

5000年前、古代エジプト人がパピルスの紙にヨシペンで書いたように。

活動パネルは、研究作品の表紙と、環境ミニ講座の教材に活用している所以を解説して真ん中に配しました。

                   ◇

日本よし笛協会の定期演奏会で演奏する小学4年生の恭平くん。

「2カ月でボクより背が高くなったんだよ」と背くらべして記念撮影。

                   ◇

「自由研究の作品がよし笛トゥッティの環境活動に役立つなんて、思ってもいませんでした」とお母さん。

その恭平くん、いまは京都の名門・洛南高校附属中学校2年生。

陸上部で、先輩、桐生祥秀選手をめざして頑張っています。

先日も京都府私学総体で、幅跳びに出場し2位に。桐生選手も専門外の幅跳びにチャレンジして同じ2位だったということです。

恭平くんは、どんな場面でも”頑張り屋さん”なのです。

東日本大震災支援と環境のメッセージとクリスマスソング

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NPO法人・おおつ環境フォーラムから、たってのご希望で、

12月7日、旧大津公会堂で催される「おおつ市民環境塾2013」に

参加することになりました。

よし笛の演奏もぜひ、それも2ステージ依頼されました。

よし笛を通して、どのような環境活動をしているか、をパネルで展示もすることに。

 

演奏曲の選曲、演奏順にもひと工夫をしました。

夜空の美しい冬の夜、星空を見上げることも意義あり。

つまり微小粒子状物質PM2.5で汚染されていない空であってほしい。

環境に思いをいたし、いつまでも星空が美しくあってほしいと願いながら…。

 

1曲目は『見上げてごらん夜の星を』。

      ♪ 小さな星の小さな光がささやかな幸せをうたってる…♪

と歌い、見上げた空に向かって2曲目は、 

      ♪ さゆる空より 地上に降りしく 奇しき光よ…♪ 

と呼びかけるヘイスの曲『冬の星座』を。

東日本大震災の被災者支援ソング『花は咲く』『それでも、生きてゆく』『故郷』の3曲。

『花は…』は、C管とF管のよし笛のために,よし笛トゥッティが編曲した特別バージョン。

『それでも…』は、辻井伸行作曲のオリジナル曲に、EXILE ATSISHIが作詞した、

世紀のコラボ曲を,これもよし笛トゥッティ編曲によるものを演奏します。

『故郷』もぜひ。この曲ほど、震災後、多くに人により、各地で、いろんな場面で歌われた曲はありません。

だれもの心にある”ふるさと”に思いを込めて演奏します。

 

もう1曲は、ガラリと雰囲気を変えて、

?讃美歌「神の御子は今宵しも」、?同「もろびとこぞりて」

?J.F.コーツ「サンタが町にやってきた」

?讃美歌「ひいらぎかざろ」、?同「あら野の果てに」

?ドイツ民謡「もみの木」、?T.P.コナー「ママがサンタにキッスした」

?J.ピアポイント「ジングルベル」

野呂芳文さんがメドレーに編曲した『マジカル・サンタクロース』を、

ビッグバンドの伴奏CDで。これもよし笛トゥッティがよし笛用に編曲しました。

おなじみのクリスマス・ソング8曲がリズム、曲調も次々に変化し、いろんな表情を見せます。

サンタクロースといっしょに、世界中の子どもたちにプレゼントを配る気分で演奏したい、と思っています。

上手くリズムに乗れるようガンバ!

言葉をこえて、人と人がつながれるのは音楽の力

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よし笛トゥッティが、「おおつ市民環境塾」(12月7日)で、活動報告をする、と予告しましたので、

きょうは、その報告をします。

よし笛演奏活動と環境活動、音楽仲間とつながり活動を3つのテーマで飾った写真パネル。

来場の市民、市民団体、行政、企業の出展仲間にも、写真アルバムは大ウケ。

ビジュアルで訴えたのは、正解でした。

パネルの前で、即席のよし笛教室にも多くの市民が興味津々。

展示ブースのお隣さんで「碧いびわ湖」の代表理事、村上悟さんが、お試しのよし笛をピーピー吹き出しました。

これを聴きつけた小田陽子先生が、「夕焼小焼」の楽譜をお見せしたら、難なくクリア。

それでは「琵琶湖周航の歌」を。つぎにジブリの「さんぽ」。ほかに小田先生と二重奏も。

ステージで、演奏の活動報告に、ご一緒しましょうとお誘いしました。

小田先生が”特別ゲスト”の村上さんを紹介すると、カオの売れた村上さんの登場で、やんやの喝采。

(写真下)は、大拍手を受けてステージに登場した村上さん(左から3人め)

演奏も盛り上がりました。メンバーですら難曲のクリスマス・メドレー「マジカル・サンタクロース」も

リズムに乗って体を揺すり、これが初めてよし笛を手にした人とは思えません。

2回目のステージもご一緒していただきました。

その夜、きょうの感動のお礼を、メールで発信しました。

 

村上さんからフェイスブックに、こんなメッセージが届きました。

「今まで練習してこられたであろう大切な舞台に、

初めて会ったボクを招いてくださり、本当にありがとうございました」と。

「言葉をこえて、人と人がつながれるのが音楽の力だなぁ、と改めて感じました。

すてきな曲をみなさんとごいっしょさせていただいたことで、

ただ聴くよりも深く、曲をあじわうことができました」

「個人的には辻井伸行さんが東日本大震災被災者への激励をこめて作曲された『それでも 生きてゆく』

が心にしみました」

正直、自信のないところは口パクならぬ、”エアよし笛”だった、と明かす村上さんでしたが、

”笛吹き意欲”に火がついて、自宅近くの米原のびわ湖岸で、オカリナとリコーダーを久しぶりに思う存分吹いた、とのことです。

市民活動仲間で、一般社団法人・滋賀グリーン購入ネットワーク事務局長の辻博子さんはFBに

「よし笛の音色は心に染みますね。私は『故郷』を小声で歌いながら、ほろりときてしまいました」と

書いて、写真まで添えてくださいました。

村上さん、幼い頃からヤマハ教室に通ってエレクトーンを習ったり、オカリナ、リコ−ダーも得意として

おられます。

「よし笛ライブIN三井寺」の会場となるオーガニック・マーケットにもときおり出店される由。

「これからも仲良くさせていただきたいし、おりにふれて演奏をご一緒したい」とも

”客員メンバー”として大歓迎です。

 

 

よし笛少女からオーケストラでオーボエ奏でる輝く女性に

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ひとりの少女が、南小松の湖畔で、”よし笛の音”に出会った。

私と、もうひとりのおっさんが吹くヘタなよし笛デュオ。8年以上も前のことである。

びわこ児童よし笛アンサンブルのメンバーとして「うみ(湖)づくり全国大会」のプレで、びわ湖ホールの舞台に立った。

その少女は、泉佳穂さん。いまも「よし笛トゥッティ」のメンバーでもある。

                    ♪

ジュニアたちを指導する元京都市交響楽団首席オーボエ奏者・呉山平煥氏のオーボエを吹かせてもらった。

”オーボエの音”に、ビビッときた。

志賀中学校吹奏楽部で、そして膳所高校吹奏楽班で、オーボエを担当。

高3の6月、「小さな音楽家たちの演奏会」で、先輩の久末航氏のピアノ伴奏で、ハイドン作曲の「オーボエ・コンチェルト ハ長調」を演奏した。

いま、大学へ進学してオーボエを専攻しようと、受験勉強中だ。

                    ♪

そんななかで、1月5日、栗東芸術文化会館さきら大ホールで催された「エポック・ウインド・オーケストラ」の第2回定期演奏会に、プロのオーボエ奏者とともに2ndとして、ステージにのぼった。

この日の団員のなかでもたぶん最年少。ボブカットが可愛い、それでいて堂々とした姿(下の写真左は演奏前の緊張した佳穂さん、写真右は、開演5分前:暗い写真で失礼)があった。

膳所高校吹奏楽班で、この日の指揮者で同校講師のオーボエ奏者・本間匡夫氏との出会いも大きいだろうし、佳穂さんのオーボエの演奏技能を見込まれての出演だと思う。

                  ♪

この日のコンサートは「ヨーロッパの吹奏楽作曲家作品より」。

【第1部】

グスターヴ・ホルスト作曲『吹奏楽のための大一組曲』、ダリウス・ミヨー作曲『フランス組曲(ノルマンディー、ブルターニュ、イル・ド・フランス、アルザス・ロレーヌ、プロバンス)』、パウル・ヒンデミット作曲『吹奏楽のための交響曲』

【第2部】

ヤン・フランス・ヨーゼフ・ヴァン=デル=ロースト作曲『スパルタクス』、ベルト・アッペルモント作曲『ガリバー旅行記(リリパット国渡航記、ブロブディナング国渡航記、ラピュータ』、フィリップ・スパーク作曲『暗闇から光へ』、ナイジェル・ヘス作曲『イーストコーストの風景(シェルター島、キャッツキル山地、ニューヨーク)』

アンコールに応えて、バッハ作曲『Fantasy in G Majer』、ディルク・ボロッセ作曲『And the Winneris』

の2曲を演奏するという、熱の入ったコンサートだった。

                        ♪

オーボエ奏者、音楽家への階段を、1段跳びに駆けあがっていく、8年前の”あの時”の少女の姿を頼もしく思った。

鎮魂の祈りを込めて「一希一灯会」チャリティー・コンサート

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東日本大震災から、もうすぐ3年を迎えようとしています。

        私たちは、この日を決して忘れません。

被災された方がたへの慰霊と復興への願いを一灯の”ともし火”にこめて祈りましょう。

「3.11.」の前々日9日と前日の10日、浜大津一帯で心のイベント『一希一灯会』が催されます。

1日目の9日は午後3時30分から(開場3時)から、旧大津公会堂3階大ホールで

『活動支援チャリティー・コンサート』です。  (入場無料)

メーンミュージシャンは、大津市在住のシンガーソングライターの関島秀樹さん(写真上)。

わが「よし笛トゥッティ」も友情出演します。

 

関島さんは、震災後なん度も被災地をたずね応援歌「がんばる君のために」や

津波の恐ろしさ、命の大切さを子どもに伝える「稲むらの火」などを歌っています。

「もっとやさしくたって生きていける」を信条に、自然やふるさとの偉大さ、家族や

心のふれあいの大切さをメッセージとした曲がたくさんあります。

この日はギターの三好ひろあきさん、ベースの川辺いっぺいさん、

クロマチックハーモニカのあらいなおこさんが、サポートミュージッャンとして

特別参加されます。

 

わが「よし笛トゥッティ」は、コンサートの趣旨にそって、”あの日”いらい、

多くの場所、いろんな場面で歌われた『故郷』と、震災支援ソング『花は咲く』、

アメリカ・ツアーの最中に大震災を知った盲目のピアニスト・辻井伸行さんが即興的に作曲した

『それでも、生きてゆく』ほかを演奏することにしています。

友情出演のグループは、ほかにも女性ヴォーカルユニット「詩音(しおん)」

大学生以来の友人で、今おやじのフォークデュオ「Duo Tone(デュオトーン)」です。

 

会場では「一希一灯会」の献灯(個人1口500円)を募ります。

また被災地の方々の手作り品の販売があり、

活動支援募金活動も行われます。

みなさんの温かい義援金は、全額支援活動グループを通じて寄付されます。

                              

10日は午後6時から、浜大津アーカス琵琶湖岸で「一希一灯会」が催されます。
(写真上:主催者、株式会社まちづくり大津のHP、平成25年の一希一献会より)

関島秀樹さんと「Waitz(ワルツ)サチコ&テツ」の演奏があります。

サチコはアルトからソプラノまで幅広い声域の持ち主で、テツはシンセサイザーを駆使したサウンドが楽しみ。

同7時、大津市長(代理)の1000灯目献灯のあと、参加者全員で鎮魂を祈り、復興応援歌を合唱します。

献灯の収益金は、支援活動団体に寄付されます。市民の暖かい心と協力をお願いします。

 

◆問い合わせ、献灯の申し込みは、「株式会社まちづくり大津」伏木さんへ。077−523−5010

                                            http://www.machidukuri-otsu.jp 

よし笛トゥッティも「がんばる君のために」 震災支援チャリティー・コンサート出演

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東日本大震災の復興を演奏することで、また歌うことで応援しよう。

9日午後、旧大津公会堂ホールで、チャリティー・コンサートがあり、

音楽を聴きながら、応援の気持ちを共有しようと多くの市民が集いました。

被災地へ何度となく足を運んで支援活動をしている大津市在住のシンガーソング・ライター、

関島秀樹さんがメーン・アーティスト。

                 

よし笛トゥッティは ”友情出演” ということで、お招きいただきました。

プロの演奏者に混じっての出演なので、”前座”での出番をお願いしました。

C管でソロを吹く小田さんにセンターマイク、あとは2人に1本のマイク、すばらしい音響装置で、

よし笛の繊細な音色を確実に拾ってくれました。

これまでに経験したことのない響きが体を包みます。

『翼をください』に続いて、震災以来、各地で何度も演奏し歌われた『故郷』に心を込めて演奏しました。

よし笛向きにアレンジした『花は咲く』では、C管ソロとF管がハモって心地よいです。

盲目のピアニスト辻井伸行さんがアメリカツアーで被災者に思いを馳せて即興的に作曲した

『それでも、生きてゆく』を演奏しました。

いずれもこの日にふさわしい曲です。大きな拍手をいただきました(写真)。

 

ボーカルユニット「詩音(しおん)」は、クイーン草津の先輩後輩の関係で出会ってユニットを組み

乳幼児やファミリー、高齢者、障害者らを対象に、さまざまな場所で童謡や読み聞かせコンサートをひらいています。『花は咲く』は、やさしい歌声でした。

「DuoTone(デュオトーン)」は、大学のゼミで知り合い、京都の下宿で夜な夜なギターを爪弾きハモる青春時代を過ごし、3年前再びであって結成されたオヤジ・フォークデュオ。

 

関島さんの東日本被災地を巡ってのお話しなどを交えての演奏は熱っぽいものがありました。

バックのギタリスト三好ひろあきさんは、精力的にライブ活動をしソロアルバムをリリースしています。

ベースの川辺ぺっぺいさんは、自らもシンガーソングライターで、複数の音楽教室講師。

クロマチックハーモニカ世界ハーモニカコンテスト、アンサンブル部門一位、日本ハーモニカ賞受賞、CDもリリースしています。

 

親子の情、ふるさとを思う関島さんが熊本弁で作詞、作曲し、島津亜矢さんがうたった『帰らんちゃよか』、

阪神淡路大震災復興ソング『あの日を忘れない』、刈り取ったばかりの稲束に火を放って村人を津波から救った『稲村の火』などを絶唱しました。

CD売上げを被災者への支援に役立てるためリリースした『がんばる君のために』(写真上)と同名の曲を、

最後の曲というので、出演者全員がステージに上がって、

手拍子と ♪がんばる君のために、がんばる君がいるから♪ 

のフレーズを会場のお客さんも一緒に大合唱。

アンコールに応えて、ふたたびステージへ。

『琵琶湖周航の歌』を会場全体でということに。

よし笛のキイに合わせてギター伴奏を即座に転調していただいて、よし笛のイントロで5番まで大合唱して盛り上がりました。

                      *

トゥッティ出演者全員、『一希一灯会』の一灯に献金しました。

”お礼”と称していただいた金子も封筒のまま募金箱へ。


                

支援CD『がんばる君のために〜復活への約束〜』を求めとところ、

「ありがとうございました、復興支援コンサートにて」のサインをしていただきました(写真上)。

 


皆の息もぴったり 大満足のチャリティー・コンサート

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旧知の関島さんのコンサートへ久々に出かけた。会って、懐かしかった。

「人生、折り返しに来ました」 ことしは還暦、レコード・デビューして35年目の年だという。まだまだ若くみえるしお元気だ。

いつものように熱いコンサートだった。

終わって、よし笛仲間との活動などの話をし、厚かましながら「コラボさせてほしい」と申し入れた。

よし笛仲間はびっくりするだろうな。

 

求めたCD『春 桜 セレナーデ』に、「いつか一緒にできたらいいですね…」のサインをしていただいた。

「一希一灯会」、東日本大震災被災者を支援するチャリティー・コンサートに

”友情出演”してくれないかいうお話に。プロのアーティストとごしっしょ、させていただいてよいのだろうか。

本番まで、あと20日間ほどしかない。

CDへのサインがこんなに早く現実味をおびてくるとは、思いもよらなかった。

千載一遇のチャンスを逃したくない。ところが、同じ日にトゥッティのメンバーのうち他のコンサート出演とダブって、参加できるのは5人に。

チャリティーの趣旨に合わせて、『故郷』『花は咲く』『それでも、生きてゆく』などを演奏することに。

『花は咲く』では、C管を担当するOさんは、お勤めがあり、開演時間にはなんとかかけつけたい、

という”綱渡り”の参加だった。

他の4人は、長いリハーサルで猛練習した。集中した。

           ♪

以下は、参加した5人のコメントをランダムに再録した。

「人数が少ない。しっかり練習しないとの気持ちもあり、直前のレッスンがよかった」

「こんなに真剣に練習したのも久しぶり。おかげでC管、上手く吹けた」

「ちょっとの緊張としっかり練習したのが、成果につながった」

「ドキドキだったが、さすがに音響がすばらしく、よし笛の音をきっちりキャッチしてくれ、気持ちよく吹けた」

「いままでにないくらい皆の息もぴったり、一体感があって、楽しかった」

「アンコールで演奏した『琵琶湖周航の歌』の出演者全員でのコラボがうれしかった」

「よし笛に合わせて即興で変調していただき、その中で吹けたことは最高!」

「いつもこれくらいの気持ちで演奏会にのぞむと、満足感が得られる、と考えさせられた。日頃の自分を少し反省」

「大満足の演奏会になった。とても楽しかった。みんなもそう感じてくださったらうれしい」

「やれば出来るんだ!」

「プロの方たちとの時間は貴重なものだった」

「また、ご一緒しましょう、といっていただいた」

「今夜は、ゆっくり眠れそうです。今日はありがとう」 

 

 

「アジアの管弦の現在2」シンポジュウムとコンサート

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5月25日(日)と26日(月)、京都市芸術大学会館ホールで、大きなイベントが催されます。

いずれも入場無料。ぜったい行くべし、のプログラム。 

           

         

1日目は、午後2時(開場1時30分)、同大学会館ホールで。同大学音楽学部中村研究室主催。

オープニング・コンサート「アジアの箏の現在」  。

シンガポール大学の何志光さんの「Shoreline」、カルロ・フォルりヴェジさんの「沈黙の月」、沖縄芸大教授・近藤春恵さんの「あかね幻想」など。

同3時からは、中村典子・同大学准教授司会でシンポジューム。

同5時から、

「中国と日本の箏・琴・管弦の現在〜ピアノとの比較も含めて〜」

と題して、アンサンブル・クラムジカのコンサートがあります。

「玉響」(若林千春)、「送行」(ジョシュア・チャン)、「独夜鳴琴」(毛竹)、「韻祷」(中村典子)など。

             

2日目は、

『京都芸術大学とザルツブルク(オーストリア)のモーツァルテウム大学の交流演奏会』

午後6時30分開演(6時開場)、同大学講堂で。

M大学教授、ゲレオン・クライナーさん(ピアノ)と京都芸大教授、小濱妙美さん(ソプラノ)のジョイントリサイタル。

演奏曲は、

M大学から、「禅と藝術」(作曲:ライハルト・フェーベル)、「詩経による二つの歌」(イェニング・チュウ)、「芭蕉の二つの歌」(ミヒャエル・バッサーマン「歌」(ヘザム・ジャバリマニ)

京都芸大から、「弔歌{詩・丸山薫}」(佐々木望)、「秘密」(金スヒョン)、「木・すいぞくかん{詩・谷川俊太郎}」、「閼伽」(中村典子)

が出されます。

 

◆お問い合わせは、中村研究室  075−334−2363

                     nakamura@kcua.ac.jp

葦笛で Hetero Phonic な音楽に挑戦 

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中村典子先生(京都市芸術大学音楽学部准教授・作曲家)作・音楽の
   モノオペラ『時の輪(Time's Ring 』

で、よし笛トゥッティが葦笛を演奏する。

トゥッティが吹く笛を一般的によし笛と呼んでいるが、同じ楽器でも能管、篠笛と肩を並べて葦笛と呼べば、格が上がったような気がする。

近く、三井寺の庫裡のひとつで古庭園が美しい「元・正厳坊」で催される

          「森本英希フルート・ライブ」

に賛助出演して、葦笛で演奏する。

モノオペラ、いわば”ひとり芝居”。

左義長の火祭りが行われる琵琶湖畔の村での、小学生の女の子、藤実と琵琶湖をわたってきた風の少年のほのかな愛の物語。

               〜◇〜

どーっ、風とともに少年がきて笛を吹く。ヒィーヒャー。

藤実のランリュックの鈴がチリンとなった。

藤実の手に真珠があった。少年がくれたのだ。

どうーっ、風が吹いた。少年の姿はそこになかった。もうじきお祭り。笛の練習たけなわ。

   ヒー ヒロヒロヒロヒー ロー

   ロー ロフロフロフロー ルー

   ルー ルムルムルムルーゴー

藤実は少年の姿を見つけるが、いつの間にか見失う。

藤実はふで箱に入れていた真珠をにぎりしめ、小テストをがんばる。

祭りの朝。   ミソラーソーミー  ミソラーソ ラーソーミー

みんなの笛の中に少年がいる。    ヒー ヒロヒロヒロヒー ロー

左義長はすんだ。

藤実は、あさの光に向かってお祈りした。「いつか出あえる日まで」

ときの輪がきらりと光り空のそこから風がふきわたった。

ときの輪に吹く風が空のすべてを集めて、みずうみをわたり、お宮に吹く。

かおるフジのふさを風がゆらした。

ときの輪の向こうの朝の空に、小さな星がひとつ光っていた。=完=

                                       (以上、梗概)

                    〜◇〜

「1本の線を多声にひらく ”ヘテロホニックな音楽” をこころみる」のだという。

「曲のラストはロングトーンを吹ききるまで伸ばしテ(ドローン)次の音へ。その音を吹ききって、元の音へ」

幸いにも、今春、京都芸大へ進学したよし笛トゥッティの泉佳穂さんがいる。

中村先生は、彼女と連絡を取り合って、よし笛を聞きながら、新たに設計図を書き直すのだという。

よし笛トゥッティは、中村典子先生作曲の『川のほとりのこもりうた』『光』『抱容』『かしの木のうた』と『ときのわ』を演奏する。

 

「森本英希フルート・ライブ」は、後編へつづく。

 

 

 

Tuttiの3枚目伴奏CD完成しました

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よし笛トゥッティの3枚目のCD(24曲収録)が完成し、全メンバーに配られました。(写真)

グループのアーティスティック・インストラクター、小田陽子さんがご主人のお手伝いも得て制作していただいた労作です。

曲目によっては、ゆっくりバージョンとノーマルテンポを収録しています。

ゆっくりで上手く吹けるようになったら、ノーマルへ”進級”できるように、との配慮からです。

             

18日の定期レッスンでは、新曲の中からF.シューベルトの『野ばら』。

松田聖子が30年ほど前に歌いヒットした、ちょっと古いJ-Popから『赤いスイートピー』。

NHK朝の連ドラで、三倉茉奈・佳奈双子姉妹が歌ってリバイバルしています。

いま花ざかりの赤いスイートピーのひと束が教室のデスクに置かれ、いい匂いが教室中にただよっていました。こころ憎い演出です。

今の時代にも乗りおくれてならじと新しいJ-Popは、AKB48の『ヘビーローテ−ション』を。(もうすでに時代遅れかな?)

6月21日、フルートライブで賛助演奏する中村典子先生作詞作曲の4曲『抱容』『光』『かしの木のうた』『川のほとりのこもりうた』と、新作モノオペラ《時の輪(Time's Ring)》の『ときのわ』を練習しました。

8月10日、《夏休みのこども体験学校》で演奏するミニライブのうちの1曲〈アルプスの少女ハイジ〉から『おしえて』もおさらいしました。

息・生・粋を吹く森本英希フルートライブと葦笛

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ライブのタイトルは「葦笛ー神々の笛」。

会場は、大津市の小関越え登り口近くにある元・正藏坊で、古庭園とともに文化を発信していこうという「ながらの座・座」。

「古庭園・大人ライブ」は19回目。フルーティスト・森本英希さんのライブは、昨秋に続いて2回目。

「笛は息を吹き込むことで命を得る。その命が生まれる瞬間や、その息が紡ぎ出す音楽の粋を感じてほしい」とシリーズ・タイトルを「息・生・粋」とした。

              

森本さんのことを友人は”根っからの笛吹き野郎”という。

フルートはもとより、能管、篠笛も吹く。こんどは葦笛。

笛は何万年もまえから、いつも人間のそばにあった。いろんな土地の神話にも笛の由来がある。

この日の演奏曲C.ドビュッシーの『シランクス』は、ギリシャ神話にに登場する葦笛。

もともとヨーロッパでは作曲という行為は神に対する自分の存在を証明するためのものだった。それが徐々に変容し「芸術」と呼ばれる行為になった。

この曲は中高校生の吹奏楽部フルート奏者のソロコンテストで吹かされる難曲で、フルート奏者にとっては不可欠の曲という。

森本さんは母校、京都芸大准教授で作曲家の中村典子先生が琵琶湖畔の出身でもあるので葦笛の曲などについて相談に乗っていただいた。

そんなことから中村先生作曲の2曲も演奏する。

『アガタ』は「県(集団)」を意味し、森本さんは「この曲を転回点として、ヨーロッパの神々の声からアジアの民の声にまで至る道を、笛の音で紡いでいきたい」と。

もう1曲はモノオペラ《時の輪》より『ときのわ(time's ring)』。

昨年、草津市の「人と地域が輝く常磐協議会設立記念」として地域へ献呈された「常磐”音”今昔物語」。篠笛、十七弦箏、ピアノ、歌で構成され、物語は朗読された。

小学生の少女・藤実と風とともにやってくる少年とのほのかな愛の物語。

左義長の祭りが舞台になっている。

                *

さて、よし笛トゥッティの出番。

中村先生作曲の『川のほとりのこもりうた』『光』『抱容』『かしの木のうた』、それに『ときのわ』を演奏することになっている。どういうかたちで参加するかは、目下未知数。

6月21日の本番へ向け、6月にはいってから猛特訓ということになりそう。

 

 

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